変な書き出しになってしまうけど僕はバックカントリースキーとかスノーボードは結構”特別なスポーツ”だと思っている。サーフィンやダイビング、登山もそうだ
そういう”特別”を持っているスポーツは案外多くてなんと言うか少しマイナースポーツなコトが多いようにも感じる?
けれど共通しているのは自分の能力よりも遥かに強いものに挑むという点で一致しているのかもしれない、どうしてもかなわないモノがあるので自分の引き際が肝心だったりするけれど、人間の叡智であらがうコトも出来るのだ・・・
なので、ついつい好きな話になると力が入ってしまうものである・・・
そのおかげでタマに興味もあまり無いのにずっと話に付き合わされる”かわいそうなお客さん”がいるらしいが等の本人はとても満足していたりするのであります。

今年はヴェクターグライドからリバースベントの板が発売されております。
しかし、こうして横から見てみるとセンター付近に少しベントを持たせているのが分かるはずです。
なので純粋にはリバースベントでは無くWベントとかウェーブベントと呼ばれるものになるのですがコレは業界的にまだ混沌としているので一般的にリバースベントって括りになるのは少し寂しい感じもしますね?
ヴェクターでは”ツインロッカーと呼んでいますが実はコレはよっく見て頂くとロッカーがノーズ付近で2段階になっているのが分かるでしょうか???
つまり”顎”が2つある事になります。
で、これがなんなのかって話になって来るのですがロッカーというのは船やサーフボードにも付いていて相手が柔らかい水のようなモノの場合”推進力”を確保する為に必要になるものなのです。(普通の板でもノーズにロッカーが付いていないとまともにすべれないですよね?)
ただ、雪ってヤツはちょっと厄介で、水よりも堅く氷よりも柔らかいのでイロイロな工夫が必要になって来るってコトです。
堅い雪面の場合はやはりしっかりとしたロッカーは必要でコレはサイドカーブよりも重要でしっかり粘ってエッジを長い時間雪面に食い込ませる事が出来るのです。
ちょうどトラックや4輪駆動の車にはリーフスプリングってサスペンションがあって重たい加重や悪路に強い事を考えると納得し易いと思います。
話を元に戻してみてツインロッカーの役目とは?
コレは結構重要で速度域でロッカーの役割が変わって来るってコトです。ロッカーは一定な方が素直な反応を見せますがスピードが乗って来ると”反り過ぎ”が出て来るので突き詰めていくと普通の板が一番良くなってしまうのです・・・
バターナイフの場合、実は3つの違うロッカー(又はベント)を持っていてそれぞれに『役割のスピード』が割り当ててあるところが本当のトコロの秘密!?だったリします。
そうやって考えると正面から見たこの複雑極まりないサイドカーブの秘密も自然と理解出来るものです。
あーつかれた・・・

ちなみにコレはシフトを同じように写真を撮ったモノです。
こうやって観ると違いがハッキリ分かりますよね?
でもコレも実はノーズロッカーが結構付いています。そしてスピードによって作用するロッカーが変わって来るので誰が乗っても乗り易い板になっていて僕達を楽しませてくれる”名機”となっている訳です。
そういえば昔GSの板よりDHの板が幅が少し広いからとパウダー用に買った事があったのですがノーズロッカーがほとんど無く堅過ぎたので全く浮力が出なかったってコトがありました・・・
まあ新しい板には制作者の明確なコンセプトが隠されていてそれを紐解くのもスキーの楽しみでは無いでしょうか?
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