
藤の花咲く宇都宮よりこんにちは。
こちらはちょうど田植えの季節を迎え、
水の入った田んぼからは、夜になるとカエルたちの声が響いています。
さて先週、4月の終わりに友人たちと富士山へ行ってきました。
富士山にはいくつもの登山口がありますが、
今回は南面を滑る、富士宮口から入ることになりました。
高度に慣れておくために、5合目(2400m)で車中泊して、朝6時過ぎには出発。
天気は予報通り快晴、気温は-5℃を下回るくらい。

4月ももう終わりということで、6合目ぐらいまで、雪はついてないのでは
という僕らの予想は大きく裏切られ、5合目まで雪はばっちり残っていました。

歩き出したものの、さっそく新6合目(2500m)くらいからスキーブーツでは
蹴りこんでも入らない硬さになってきたので、アイゼンを装着。
今回は、普段のバックカントリー行では使わないアイゼンやヘルメットなどを使い、
逆にシールやスノーシューなど、おなじみのギアを全く使わない山行となりました。
朝は時おりガスが湧いてくるものの快晴、
このまま気温が上がり、午後には雪面が緩んでくれるといいのですが・・・。
日差しと照り返しは強烈で、一日で顔が焦げました。

氷が締まっているため、アイゼンの効きも良く、順調に高度を稼いでいく一行。
気温が上がらず、雪面が緩む気配がありません。
登り易いからいいのですが、滑るほうが目的なので・・・。

8合目(3150m)より上は氷が硬く、スキーのエッジが効きそうにありません。
しょうがないので、9合5勺(3500m)にスキーを置いて、ピークを目指します。

ところが高度3600m辺り、ピークまで距離にして300mぐらいのところで、
西の斜面から文字どおり、あっという間に雲が湧いてきました。
風も出てきて・・・どうもピークを目指している場合ではなさそうです。

ガスが抜けるのを待ちながら、ガチガチの斜面を、
ガリガリ言わせつつ、氷のカケラをばら撒きながら滑ります。
・・・誰だ、コーンスノーなんて言った奴は!
上部では、調子に乗るとエッジが抜けて滑落しかけるので、
ほとんどジャンプターンで危ないところをやり過ごします。
そのうち、雪まで吹いてくる始末。 視界は10mもありません。
時おり起こる地吹雪に身をかがめつつ、
ガスの合間をぬって、なんとか5合目に到着・・・。

山から下りたら、とりあえず温泉へ。
御殿場は山の上とはうって変わって、初夏の陽気。
湯船からから見る富士山は、そこだけ雲に包まれていました。
今日はどうも、ご機嫌斜めだったようですね。
次は、もう少しご機嫌が良い時に伺いたいものです・・・。
チームマネージャーのこぼした、「生シラスが食べたい・・」の一言で、
なぜか江ノ島で生シラスを食べて解散となりました。
標高差にして3600m、長かった一日でした。
さて、話はちょっと変わって、個人的にはイチオシのザック。
今期、大きくモデルチェンジした「LIM35」を紹介します。

(※写真では「Mr.XL」こと、ナカジマ氏が背負っているので
小さく見えますが、35Lのザックです。 あしからず。)
まずはその軽さ。 35Lで、ほぼ1kg。
背負っていても、ほとんどザックの重さを感じません。

生地は軽量のリップストップナイロン。
フロントとサイドには、ボトルなどを差し込める大きなポケットがあり、
こちらはより伸縮性のある生地を使っています。

ホールがたくさん空けられた、背面パッドは熱を効率的に逃がします。
軽いからといえ、サイドにはしっかりしたフレームがあり、少ない荷物でも
パッキングがくずれることはありません。
また、ベルクロをつかった背面調節の仕組みは、シンプルでイージーです。

ザックの開閉には、ジッパーを使わない、ロールトップ方式を採用。
防水バックなどでよく用いられている方法ですが、
グローブなどをしていても扱いが楽な上、口も大きく開きます。
35Lという容量は、1dayであれば、フィールドやアクティビティーにもよりますが、
多少の余裕を持って、幅広く使える大きさではないでしょうか。
「バックパッキングとは、何を持っていくかではなく、何を持っていかないかという策略」
と昔、読んだ本に書いてありました。
旅なれた人ほど、荷物は小さく、それでいて色んな事態に対処できるもの。
荷物を軽くすれば、それだけ身軽に遊びに行ける。
それは何もフィジカルの負担を減らすだけでなく、心まで軽くしてくれるのではないでしょうか。
(もちろん、軽くなった分だけビールを持っていくというのもアリですが。)
そんなことで今月は、「Less is More」をテーマにお送りしたいと思います。
続きはまた今度。
追記
5月8日(金)、15日(金)に実施を予定しているストアイベント、
「イブニング ボルダリング セッション」は、おかげさまで定員となりました。
今後のストアイベント企画をお楽しみに。
H PLUS FKD宇都宮店
カジ