友は友でも、自分の親くらいの年の友達。
去年 屋久島で一緒にトレッキングをしたスウェーデン人カメラマンのクラース。
日本のウィウキーが三度の飯よりも大好物なのだそうで、日本に来る目的の中にサントリーの工場見学を入れていた程の強者。
夜19:30にストックホルムに到着し、セントラルステーションに奥さんのジルが愛犬のケブを連れて迎えにきてくれました。
車の荷台に自分のトランクを積み込み、その横にヨダレをたらしまくってケブが続いて乗り込みます。
案の定 家に着いた頃にはトランクはネバっとした液体が付着しています。
その日から2日間クラース家に滞在、その間 ケブとの関係は向上する事はなく、やつは僕の股間めがけて頭突きを何度も繰り返す始末。
普段は2人と犬のみで暮らす静かな生活に、久々に再開するゲストが入り込んできたのだから、ケブの世話は二の次になるわけです。それは、敵対心丸出し。

カメラマンのクラースはというと、僕が到着したその日は近所の飲み会に出席しており、翌日の朝食時に重い身体をやっとのことで動かしながら現れました。
「どうやら2日酔いだよ」とのこと。
スウェーデン国王から賞をもらう程の素晴らしい経歴を持つ彼は、今秋から大学の教授になるそうで、うれしそうに友達からもらったゴールドハットを頭にかぶせていました。
陽気です。

家は市内から車で20分ほどの所にあり、周りを緑豊かな森と入り江に囲まれている静かな場所です。
なんだか僕の理想がここに敷き詰められたような家。
裏庭からは野生のエルクが顔を出すという森へ。ジルは毎日キノコを取りに行くそうです。
なんとも素晴らしい環境。

いつか僕もここにサマーハウスを持ちたいなんてあ、かなり甘い野望を抱いています。
嵐洋



