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カメラマンの性


アラスカから帰ってきたばかりの男を捕まえていろいろ話を聞きました。
一言でいうとこの男は 『攻めている』。

かなりぶっ飛んだ発言をするが、全てが僕にとっては新鮮で、身体にが〜んと体当たりしてくる言葉ばかり。
その衝撃のおかげで僕の脳はぐらぐらと揺れてしまって、話終えた後に一人いろいろと考えてしまった。
それがいつもこの男と話をすると、必ず起きる。

彼がどこかに行くと必ずその話を聞きたくて、また彼がファインダーから覗いた光景を見たくなる。
僕が気軽にどこかに行けない分、彼の旅の話を聞くことで あたかも自分がそこにいたように思うようにしているようである。
自分がどこかに行けない分、いろんな人から話を聞いてしまえば良いと考えていたかもしれない。

するとこの男は僕を見透かすように 
「嵐洋君はもっと何かを追求した方がいいよ」
って言葉を口から出した。

いろんな物や人を見てきたカメラマンだからなのか、彼だからなのか、
僕にとっては鋭利すぎる言葉である。


正直、今の僕には彼の話を聞く事はできても、言葉を返す事ができないのです。
言葉を返せない = 対等の位置にいない
という事なのかどうかはわかりませんが、自分が何も経験をしていない以上、何も語れません。
語ったら嘘になるのです。

正直、たかだか山登りしてます、バックカントリースキーしています、クライミングやってます、くらいでは何も語れません。
ただの多趣味ですから。
それで語ったら、かなりかっこ悪いだけです。
(*趣味を語るのならいいのです)

press201087.jpg


Coyote と その表紙を撮影したカメラマン石塚元太良。
スウェーデン取材中に思いつきでスウェーデンの可愛い女の子を撮影し始めたそうで、
それが企画になり、そして企画だけで収まるどころか表紙まで飾ってしまったのです。

こんな時間になって仕事をしていると、なおさら彼の放った言葉が頭の中をこだまします。

嵐洋

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2010年08月07日 03:47に投稿されたエントリーのページです。

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