何か切ない気持ちを もやもやと心の中に持ちながらヨセミテを後にしました。
運転中 車のミラーに写る大自然を気にしながらも、「日本に帰らなくては行けない」
のだと自分に言い聞かせ、今は大都会のホテルの一室でパソコンの画面とにらめっこです。
毎年何かに格好つけて海外に旅に出るようにしています。
一年に一度どこかへ、そこは自分を誰も知らない場所、自分もそこの土地の事を知らない場所へ。
今回の旅は自然はもちろんですが、思い出に残ったのは人との出会いでしょうか。
出会いと行っても、連絡先を交換した訳でもなく、またどこかで会おうと約束した訳でもありません。
ただの一期一会の出会い。
山の中で出会ったおばちゃんたち、SEX & THE CITYの登場人物たちから華やかさを奪った、サクラメント出身の明るいおばちゃんたち、エル・キャピタンに行く途中に一緒に道に迷った小太りの男、釣具屋の面倒見の良い 物知りじいちゃまたち、そしてヨセミテ最後の夜に出会った 今日からジョン・ミューア トレイルを3週間にわたって歩くという話し好きのカップル。
これ以外にも たった一言挨拶を交わしただけなにの、記憶に鮮明に残っている人たちもいます。
たわいもない会話から話が盛り上がり、お互いに旅の無事を祈ったり、写真を撮り合ったり。
旅は最高に楽しいものですが、意外と毒かもしれません。
旅に出ると行ってみたいところ、やってみたい事が細胞分裂のようにどんどん増殖していきます。
おじいちゃんになるまでに、どこまで旅をできるのでしょう。
それとも釣具屋のじいいちゃまたちのように、歳をとっても人生を謳歌できるようになれるのか。
、、、、、、考えても埒がいかないので、とりあえずまたどこかにフラっと行こうかと思います。

嵐洋



