ご無沙汰しております。
実は日本の南国は屋久島に行っておりました。
3泊4日の縦走です。

屋久島ではこれだけの長い日数で山の中にいるのは珍しいようです。
ほとんどの方が縦走をしても1泊2日。
で、なんでこの時期に行って来たのかと言いますと、
HAGLOFS FRIENDSの一人 世界的なカメラマンの Claes Grundsten がスウェーデンのトラベル誌の取材で日本の山を撮影するのに屋久島を選んだのです。
それで、僕は通訳と荷物持ちをするために飛行機を乗り継ぎ一年ぶりとなる屋久島空港に着地したわけであります。
クラースは屋久島に来る前に河口湖、京都をCanonのカメラと共に旅し、新幹線と高速船を乗り継いで島の港に来ました。
今回の縦走はゼロ to ゼロ というかっちょ良い名前のスタイルで、ようは海抜ゼロから山に上がり反対側の海抜ゼロへ抜けると言うわけです。
1日目は白谷雲水峡と呼ばれる苔と水の森から縄文杉までのルート。
ガイドはこちらもHAGLOFS FRIENDSの旅楽ガイドクラブ 田平さん。
彼のガイディングは他のガイドさんとは少しスタイルが違い、誰よりも早く山に入り、誰よりも遅く山を降ります。
その理由はゆっくりと時間をかけ木、苔、水、石、空気、屋久島に存在する全てのモノの関わりを説明するためです。
ただ、縄文杉を観に行く、宮之浦を登りに行く、のではなく1つの旅を通して屋久島の生態系を教えてくれるのです。
そのため、ただでさえゆっくりとする行程にカメラのファインダーを覗き込んだら
はまり込むクラースがいるのです。
縄文杉につく頃にはさっきまで華やかに新緑を見せていた奥深い森は 全てを飲み込む暗い森。

2日目は縄文杉から宮之浦岳を通り、永田岳、そして鹿之沢まで。
登りに登り森の世界から森林限界近くまで上がるため、いきなり開けた世界が見渡せるルート。

クラースは60歳を過ぎた身長184cmの男。
僕は身長183cmの28歳。
身長はほぼ同じでも彼の息子のようなもの。
体力もあり、キツい急勾配でもガンガン登る様はさすが世界80カ国を旅して来た男であります。
そして彼について行く60歳を過ぎた奥さんのジル。
今回は夫婦2人で日本を旅しています。

旦那が子供のように目を輝かせ絶景に夢中になってシャッターを押している間、彼女は
岩に腰掛け山や森の絵をゆったりと日記に描いていました。

なんだかそんな仲の良い2人。
2人を眺めているとこちらがほんわかとした気持ちになります。

後半へつづく
嵐洋



