Day 3
朝5時半、田平さんに叩き起こされ、この日は寝袋の中でいつものぐずぐずタイムはもらえず、「すぐに縄文杉に行け」との事でした。
まぶたをこすりながら縄文杉に行くと、朝せかされた理由がわかりました。
縄文杉に朝日が当たる瞬間がすごいのです。
夜の縄文杉とはまったく違う優しい色をするのです。

夜、酒を飲んでいる時に田平さんへこう質問しました。
「屋久島の何に魅かれましたか?」って。
田平さんは「毎日表情の違う屋久島が飽きないんです。」
これの意味がわかりました。
何度ここへ来ても毎回違う顔をする縄文杉や、山。すごく素敵です。
朝飯を食べ、近くにいた鹿の親子に挨拶をして下山。

途中たくさんの登山客(日帰りで縄文杉に向かう人たち)にすれ違い、そして彼らにまた追い越されても、僕たちはまたマイペースで田平さんの屋久島の説明を聞きながら帰りました。

これまでこんなにゆっくりと山登りをした事はありませんでしたが、
たまには脇見をしながら、いろんな発見をしながら歩くのもいいもんです。
荒川登山口に到着し、安房の町へ降りました。
途中大きな橋の上で帰り道に田平さんが道ばたでとった草を紙飛行機代わりに橋の上から飛ばしました。みんなのはすーっと下に流れる川に飛んで行ったのに、僕の飛行機はすーっと橋の上へ戻ってきました。
今回の屋久島縦走は2日間という短いものでしたが、たくさんのことを勉強できたように思えます。島から帰って来て自然を今まで以上に尊敬するようになりました。
屋久島はただ目的地へ向かうのではなく、道中に素晴らしいものがたくさん秘められた場所ですからゆっくりと歩いてみてください。いろんな屋久島の秘密が知りたければ、ガイドを付ける事をお勧めします。

帰りのトロッコ道は STAND BY ME気分で。
嵐洋



